中国ドラマ「王家の愛-侍女と王子たち-」全話振り返り!名場面とネタバレ感想

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宮廷ドラマ

清朝の前身である後金の時代を描いた中国ドラマ「王家の愛-侍女と王子たち-」を全話視聴完走しました。

このドラマは、実の夫婦が共演することで話題となっていましたね。

今回は、「王家の愛」のストーリーを振り返りながら、感想を紹介していきたいと思います。

この記事では、ドラマの流れに沿ってではなく、それぞれのテーマごとに振り返りながら、感想を踏まえて紹介します。

「王家の愛」の時代背景、キャストや動画視聴方法を知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

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スマラとドルゴン

「王家の愛」では、主に主人公である侍女スマラと後金の王子のドルゴンの許されざる愛がメインストーリーとなっています。

物語が始まってすぐに、スマラとドルゴンは意気投合し、お互いを思い合いますが、2人が一緒になるには、様々な弊害が出てきます。

2人は晴れて結ばれることができるのでしょうか。

出会い

馬を自在に操れる使いを探すために金の鞭を懸けた競べ馬に参加したドルゴンと、兄サロモの婚約者のために金の鞭を手にしたかったスマラは、ホルチンの草原で知り合う。

兄のサロモに成りすましているスマラは、ずっと男のふりをしているけど、ドルゴンは最初から女だとわかってそれでも彼女のなりすましに付き合ってあげているのね。

見ているこちらからすると、明らかに女性なんだけど、他の人は、女だとわからないみたいなので、男装もしっかりしているということなのかな。

馬を手名付けることができる馭笛(ぎょてき)を操れるスマラは、ドルゴンに手を貸し、見事、神馬を捕えることに成功したが、なぜか黒衣の男たちに狙われ、神馬は奪われてしまった。

実は、ドルゴンの父である後金の大ハンヌルハチの病を治すために、後金の王子たちはこの神馬を探していたのだった。

この当時は、祈祷師になんでも頼っているところがあるようで、ヌルハチの病を治すために神馬を見つけに躍起になるとは、今の時代じゃ考えられないけど。

まぁ、神馬が来たことによってヌルハチは、少しは回復したようなので、そこは良しとするか…。

神馬は奪われてしまったけど、刺客に狙われるという苦難を乗り越えたことで一気に親密になったドルゴンとスマラ。

友情の印にと、ドルゴンの大事な短剣をスマラ(この時点ではサロモに扮している)に渡し、それぞれの故郷へ帰っていく。

この急展開ですぐにお互い好きになっているところからして、たぶんお互いに一目ぼれというところなのでしょうね。

その後、ホルチンを侵略してきたチャハルによって、家族を殺されてしまったスマラは、天涯孤独となってしまう。

そして、ドルゴンから預かっていた短剣のおかげで再会を果たすことができたドルゴンとスマラだったが、またしても刺客に追われ命を狙われ続ける。

そしてついに、追い詰められたドルゴンとスマラは崖の淵から真っ逆さまに落ちてしまう。

再会

死んでしまったと思っていたドルゴンは、実は生きていた。

ホルチンのベイレ府で働くようになっていたスマラは、タタールに攻められているホルチンの援護に来たドルゴンと再会を果たす…

しかし、ドルゴンは、記憶喪失になっていて全くスマラのことは覚えておらず、何とか思いださせようと近づいたスマラを刺客呼ばわりする始末。

この強引な記憶喪失展開はちょっとついていけない…

他のことは結構覚えているのに、スマラとの記憶だけすっかりなくなっているとか…ね。

ドルゴンは、夢の中で記憶喪失の部分が現れたりするが、その記憶は、ブムブタイにすり替えられていて、ブムブタイを運命の人と勘違いしてしまう。

また、スマラはブムブタイにドルゴンのことをあきらめて、ドルゴンとの出来事を口にしないと誓いをたてさせられた。

なんて自分勝手なブムブタイ!いい人かと思いきや、立場をかさにきてちょー自己中。

スマラがドルゴンのために危険を冒して採ってきた薬草も自分の手柄にしてしまったり、結構いやらしいオンナっぷりをだしています。

しかも、政略結婚でホンタイジの側室に迎えられることになったブムブタイの代わりをスマラにさせるという横暴ぶり。

しかし、スマラは後金に送られ、ブムブタイとドルゴンは結婚するかと思いきや、ドルゴンの記憶は戻ってくる。

間一髪で、思い出してよかったね。

でも、好きな相手以外には、とても冷たいドルゴンというのも感じ取れました。

記憶を取り戻したドルゴンは、後金に行く道中のスマラを救出し、2人だけの祝言をあげようとするのだけど、そこにやっぱり邪魔が…。

ホルチンに迫って来る敵を倒してほしいと頼み込むブムブタイ。

仕方なく、祝言を取りやめ、戦いに向かうドルゴンとスマラ。

ここで、結婚をしていれば、この先の苦労もなかっただろうに。

ブムブタイの侍女として後宮へ

結局、部族のためにホンタイジとの政略結婚を受け入れたブムブタイだったが、実際は全然気乗りしていない。

でも、ドルゴンからも相手にされなくなったことで、スマラにもドルゴンと一緒になれるように自由を与えると言ってドルゴンをあきらめることにする。

一方、スマラは、ホルチンのベイレでありブムブタイの父ジャイサンから娘を頼むと言われ、ドルゴンと一緒になりたい半面、ブムブタイと共に後金についていくか迷っていた。

もちろん、ドルゴンは、スマラは自分と一緒になると思い込み、一度後金に帰ってからスマラを迎えに来るつもりでいたのだが、結局、スマラはわがまますぎるブムブタイを心配して侍女として後金についていくことにする。

ブムブタイに結構ひどいことをされているのに、つくすなんてスマラはいい人⁉ね。

ドルゴンとしてみれば、後宮がどんなところか知っているだけに気が気じゃないと思うけど…。

しかも、その後もブムブタイのわがままは続き、ホンタイジの側室になったのに全然夜伽もしないし、宴には顔を出さないし、しまいにはホンタイジの目の前から馬で逃げ出すという自己中ぶり。

部族のためにと政略結婚してきたのに、これじゃあ逆効果なんじゃ?と感じます。

堪忍袋の緒が切れたホンタイジは、ブムブタイに罰をあたえようとするが、結局その罪をすべて侍女であるスマラがかぶり、苦役を課されることに。

本当に、ブムブタイってスマラの疫病神なんじゃない?と思うくらいひどいわがまま女だね。いくら、ベイレの娘でもこんなにわがままに育つものなのか…。

ただ、スマラが苦役に出されたことで少しは反省している様子。

助けるために、あんなに嫌がっていたホンタイジとの夜伽を受け入れることに…

なんやかんやあって、ドルゴンに助けられたスマラだったが、結局ブムブタイの元に戻ることにする。

ひどい目に遭ったのによく戻るなぁ。

そこまでの恩を感じるようなことがあったとは思えないんだけど、スマラは義理人情に篤いのね。

ドルゴンは、とにかくスマラを妻にしたい気持ちがはやって、ホンタイジが用意した縁談を断り、侍女であるスマラを大福晋に迎えたいと言ってしまう。

顔がつぶされたと感じたホンタイジは、ドルゴンとスマラの結婚は許さないとし、二人が結ばれる日はさらに遠のいてしまった。

サロモの死

草原で死んだと思っていたスマラの兄であるサロモが実は生きていることがわかり、喜ぶスマラ。

どうしても会いたいスマラは、ドルゴンに頼み込んで戦に連れて行ってもらう。

しかし、サロモがいるのは後金の敵であるチャハル。

愛する人と実の兄が戦う戦についていくスマラはどんな心境なのか…。

結局、後金の主将であるドルゴンとチャハルの主将であるサロモとの闘いは避けることができず、ドルゴンがサロモを刺して殺してしまう。

最愛の人が、唯一の家族である兄を殺す現場を見てしまったスマラは、ショックで目が見えなくなってしまった。

最初は兄を殺したドルゴンを受け入れられず、突き放していたスマラだったが、ドルゴンはスマラが心配でたまらない。

ドルゴンは、敵だけどスマラの兄は絶対助けるとか約束しちゃってたから、余計にスマラはショックだったよね。

死んだと思っていた兄さんが生きていたのに、またすぐに死んでしまうなんて…でも、一度は再会できたからそこは良かったかな。

チャハルに捕まったドルゴンとスマラは、同じくチャハルの牢にいたハルジョルの勧めで、目を治してくれる鬼医という名医を求めて山奥に向かい、スマラは目が見えるようになる。

名医の鬼医の義理の娘となったスマラは、ドルゴンのことを結局は受け入れて義理の父の前で祝言をあげるのだった。

しかし、これは仮の祝言であり、ホンタイジから認められない限り、本当の夫婦にはなれないドルゴンとスマラ。

2人は後金に戻り、元の生活に戻っていく。

この目が見えなくなるくだりって必要?と思っちゃいますが、色々後で必要になってくるのよね。

サロモもせっかく生きていたのに妹と少しの再会で終わって切ないですね。

兄を殺したドルゴンを割とすぐに受け入れられちゃうところは、どうなの?と思うけど、そこは引き延ばしても仕方がないからしょうがないか。

タタール平定

後金に戻ってきたスマラは、またしてもブムブタイの侍女として働くようになるが、ホンタイジの相手をしないブムブタイは後宮の生活に嫌気がさしていた。

そんな時、姉のハルジョルが後金にやってきてホンタイジの目に留まってしまう。

なんとしても後宮の争いから姉を引き離したいと考えていたブムブタイは、色々な策を練るが失敗し、ハルジョルはホンタイジの側室として迎えられることになってしまった。

しかも、色々な策を練っているブムブタイは、ハルジョルに嫉妬してると思われてしまい、ホンタイジからは余計に冷遇されるようになる。

なんとか、姉妹の仲を取り持とうとしたスマラだったけど、誤解が誤解を生み、ブムブタイは冷宮に入ることになり、その後ハルジョルの代わりに献上される妃としてタタール行きを余儀なくされた。

そんなブムブタイを不憫に思い、スマラは、ブムブタイの代わりにハルジョルに扮してタタールに行くことを決める。

タタールについたスマラは、色々あって以前に親交のあったタタールのハンであるイス王子とドルゴンに助けられ、タタールと後金は同盟を結ぶことに成功。

後金に戻れたスマラとドルゴンは、タタール平定の褒美として、ホンタイジから結婚の許しを得られるのでした。

スマラは、そのたびに誰かの代わりに嫁ぐ役をさせられるのね。

そういう役回りなのかな。

ドルゴンっていつもスマラを助けてくれるけど、すでに毒を盛られた後とか、散々痛めつけられた後とか間一髪なんだけど、一歩遅いような気がしちゃう。

ちょっと英雄感にかけるよね

仙女スマラ

晴れてホンタイジから結婚の許しを得たスマラとドルゴンにまたまた障害が生じてきます。

具合の悪くなった最愛のハルジョルの病を治すためには、仙女を王妃にすることだと告げられたホンタイジは、仙女探しを決行し、その仙女を探し当てるという鷹がなぜかスマラを選んでしまう。

祈祷師(大師)の言葉を信じているホンタイジは、スマラを王妃にすることを決め、ドルゴンは激怒。

スマラと大ハンの位を取り戻すために謀反を起こす。

スマラを王妃にするって突拍子もない話ですね。

侍女のスマラにそんな力があるわけないのに、いくら祈祷師を信じ込んでいるからってこれはすごい展開になってきました。

ホンタイジに手を懸けようとしたドルゴンだったが、スマラが命をかけて止めに入り、兄弟はお互いを許し合うことに…。

ただ、自分で短剣を胸に刺したスマラは意識不明で皇宮の侍医では手の施しようがない状態になってしまった。

諦められないドルゴンは、鬼医のもとにスマラを連れて行き、やっとドルゴンとスマラは結ばれることになる。

ハッピーエンドの終わりで安心しましたね。

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サロモとノミン

物語の最初に出てくるサロモとノミンですが、意外とこの2人はストーリーにかかわっていく役どころでしたよ。

ドルゴンとスマラが出会った競べ馬には、本当はサロモが参加するはずで、金の鞭を手にしたらノミンと結婚をするとノミンに約束していましたが、馬術ではサロモを上回っていたスマラが、確実に金の鞭を手に入れるためにサロモを監禁してサロモに成りすまして金の鞭を手に入れたところから物語は始まります。

結婚式

ドルゴンたち、後金の人が神馬を連れ帰り、ホルチンには平安が訪れ、無事にサロモとノミンの結婚式を行うことになった。

2人は愛を誓いあい、証の口づけをしようとした瞬間、チャハルから来た兵士たちに村ごと襲われてしまう。

幸せムードが一変、残虐な殺し合いの戦場と化してしまい、スマラの家族全員が殺されてしまう。

母に守られて一人逃げ延びたスマラ。

ずっと一緒に過ごしてきたノミンとも離れ離れになり、どこにいるかもわからない。

実は、ノミンは逃げ延びることに成功し、ホルチンのベイレ府で奴婢として働いていた。

いじめにあっていたノミンは、スマラと再会し、スマラがベイレ府に来たことによって助けられ、ベイレの長女ハルジョルの侍女に昇格。

スマラと別れ、ハルジョルと共にハルジョルの嫁ぎ先、チャハルへと向かうのだった。

再会

サロモもまた、逃げ延びることに成功し、チャハルで奴婢として働いていた。

奴婢の仲間をかばい、逆らったことにより、チャハルの公主チムゲが開催している闘技場に送られたサロモ。

そこには、チャハルのリンダン・ハンの大福晋となったハルジョルとその侍女ノミンも観戦しにきていたのだった。

闘技場で再会を果たすサロモとノミン。

2人は、お互いに奴婢のため、堂々とはできず、家族を殺したチャハルへ復讐するために作戦をたてる。

その作戦とは、サロモが公主チムゲの駙馬(公主の夫)となり、権力を得ることだった。

最初は嫌がっていたサロモだったが、チャハルでひどい目に遭っているノミンをすくうために、その作戦を決行することに…。

時間はかかったが、なんとか駙馬になる事に成功する。

ノミンの悪だくみがすごいね。

悪い奴と言ったら、このチムゲもかなりの悪女だけど、チムゲとノミンは似た者同士という感じ。

復讐の爲なら、婚約者のサロモも利用しちゃうノミン。

駙馬サロモ

駙馬になったサロモだったが、周りの男たちからは全然相手にされず、後金との戦いを始める時も、自ら志願してやっと戦に出れるという感じ。

こんなんじゃ、権力を手にするというのも夢のまた夢な気がしますが…

ただ、性悪女のチムゲはノミンと組んで駙馬になったとも知らず、サロモにぞっこんの様子。

闘技場から拾ってきた奴婢を駙馬にしちゃうなんてチムゲも案外、欲のないオンナだったのね。

結局、後金との戦いでドルゴンに刺殺されちゃうサロモ。

ノミンの夢も果たせず、チムゲも傷心。

ノミンは、戦に行ってほしくなかったのにね。サロモも男を見せたばかりに仇敵チャハルのために死ぬなんて、踏んだり蹴ったり。

チャハルでの出来事

ホルチンのベイレの長女ハルジョルは、こちらも政略結婚でチャハルのリンダン・ハンに嫁ぐことになります。

最初から公主のチムゲに嫌がらせを受けるも、ホルチン随一の美女というその美貌ですぐに大福晋に昇格。

侍女のノミンも大福晋の侍女となったことで態度がでかくなっていますよ。

ハルジョルの懐妊

そんなハルジョルのことが気に食わない公主チムゲは、侍女であるノミンの態度に腹を立てていた。

そんな2人を懲らしめてやろうと、ハルジョルが懐妊したと偽の診断をするように医者に指示し、リンダン・ハンをぬか喜びさせる。

そんなウソの懐妊を喜んだハルジョルだったが、すぐに懐妊が嘘だとバレ、リンダン・ハンからひどい仕打ちを受ける。

怒ったリンダン・ハンは、侍女のノミンに手を出し、気弱なハルジョルは、何もすることができず、部屋からですことしかできなかった。

こんなことってある??
懐妊が嘘で怒ったところまではわかるけど、だからって侍女に手を出すなんて、なんという野獣

草原の男、そのものって感じね。

ノミンの懐妊

庇ってくれなかったハルジョルを恨んでいたノミンでしたが、自分がリンダン・ハンの子を宿したことを知り、チムゲの機嫌を取ることにする。

自分が子どもを生めば、あわよくばリンダン・ハンの側室になれると考えたのでしょう。

表向きはノミンの味方をするように見せかけたチムゲだったが、実際にはハルジョルとノミンを仲たがいさせ、ノミンの子を流産させることが目的だった。

結局、チムゲの罠にはまり、流産してしまったノミンは、リンダン・ハンにも相手にされず、チムゲにも見捨てられ、同郷のハルジョルの侍女に戻るしかなかった。

ノミンは野望がありすぎね。

子どもができた途端にハルジョルにひどいことをして、子が流れたのも自業自得だわ。

スマラと共に育ったのに、どうしてこんなに性格が曲がっているのか、驚くばかりです。

肩身の狭い2人

公主チムゲの罠により、冷遇されるようになったハルジョルとノミンは、肩身の狭い思いをしながら、チャハルで過ごしていた。

とにかくハルジョルは、気弱で何もできない。

そんな姿を見ると、ノミンもイライラするんでしょうね。

こんな主じゃ、いい生活なんて望めないもんね。

そんな時にサロモと再会したノミン。

渡りに船という感じよね。

もう、サロモにかけるしかないって感じ。

リンダン・ハンの死

後金に敗北したチャハルでしたが、サロモが死んだのに慰労の宴を開いて、兵士をねぎらっていた。

その宴で、リンダン・ハンは何者かに毒を盛られ、急死する。

公主のチムゲは、その杯をずっと見ていたノミンを疑い、ハルジョルと共に処刑しようとするが、そこにサロモの妹であるスマラとドルゴンが現れ、とりあえず処刑は延期することに…

実は、リンダン・ハンを殺した犯人はチャハルの武将ナリソンだった。

ナリソンが毒を入れるところを見たノミンは、毒入りだと知っていながら、リンダン・ハンが酒を飲むことを見て見ぬふりをしたということだった。

ドルゴンは、ナリソンを捕まえ、公主チムゲに差し出し、結果、チャハルは後金に投降することになり、チムゲは、元の時代から続くモンゴルを支配する証の玉璽をホンタイジに献上した。

最終的に、最悪な女だったチムゲもスマラと出会ったことで、性格が変わり、いい人になったけど、実は、スマラの家族を崩壊させた張本人だったってスマラは知っていたのかな。

チムゲが羊の目玉を食べたいとか言って、ホルチンに羊の献上を迫ったところ、少ない献上品に激怒したリンダン・ハンがホルチンの村の皆殺しを指示したのに、こんな和解でいいのか、となんだか煮え切らない感じ。

しかも、サロモのことを好きになったチムゲだけど、そもそも誰のせいであんなに落ちぶれていたと思っているのか、結局サロモの心は奪えなかったけど、子どもは無事で、ノミンよりましな状態になったよね。

ノミンの子どもは残虐に流産させたくせになんかそれでいいの?

ノミンもかなりの性悪だけど、ちょっと不幸すぎる気もする…。

ヌルハチの後継者

中国ドラマ「王家の愛」は、侍女のスマラと王子のドルゴンの愛物語の一方で、ヌルハチの後継者争いについても描かれています。

この後継者争いについては、史実とはかけ離れている感じは否めませんが、早速見てみましょう。

ヌルハチの病

スマラとドルゴンが出会ったとき、ヌルハチは病に倒れ、後継者争いをしている王子たちは、祈祷師の言う神馬を必死になって探していた。

もちろん、ドルゴンも父の病が治るようにと神馬を探しているところでスマラと出会ったのだ。

ホンタイジはというと、神馬探しは配下に任せ、自分はヌルハチの看病にいそしんでいた。

実は、ホンタイジはドルゴンが後継者になるのではないかとにらんでいて、敵対心を燃やし、ドルゴンが神馬を探している間に亡き者にしようとたくらんでいた。

しかし、ドルゴンを暗殺することは失敗に終わり、神馬だけはホンタイジのもとに送られてきてヌルハチの前にはいい顔をすることができた。

一方、ヌルハチに寵愛されている王妃アバハイは、自分の息子をどうにか後継者にしたいと考え、ヌルハチに初めてのお願いをする。

神馬のおかげで多少回復したヌルハチは、ドルゴンを呼び出し、野心があるのか確かめる。

そこで、ドルゴンは、ヌルハチが決めた後継者が誰になろうと忠誠を誓った。

ホンタイジは、見るからに野心に燃えている感じ。ドルゴンが邪魔でしょうがない様子。

実際、アバハイが寵愛されていることを考えると、その息子であるアジゲ、ドルゴン、ドドの誰かが次のハンになる可能性が高いので敵対する気持ちもわからんではないけど…

ヌルハチの遺詔

ホンタイジは、なんとしても功績をあげて後継者の座を自分のものにしたかった。

出陣することを願うも、ヌルハチからドルゴンを大将にすることに決めていると言われ、嫉妬心を燃やしてしまう。

そこで、最後の手段として自らの手でヌルハチを殺してしまおうと、薬の中に毒を仕込まそうとしたが、やはり父親を殺すことはできないと思いとどまった。

そんなホンタイジの思いをヌルハチは知っていた。

もし、ホンタイジが本当にヌルハチを殺した時のため、遺詔を書いていたのだ。

その中身とは、後継者をドルゴンにするというもの。

しかし、思いとどまったホンタイジを見て、後継者を正式にホンタイジにすることを決める。

そして、「遺詔を処分するように。」とホンタイジに託す。また、ホンタイジがハンになるために邪魔なものを排除しなければいけないと、あることをホンタイジに告げ、息絶えるのだった。

ホンタイジは、その遺詔を自分の戒めにと、残しておくことにした。

その決断が後で大きな出来事に発展するとも知らずに…。

ヌルハチも猜疑心が強い人だったんですね。

自分を殺した犯人にはハンの位を絶対に渡さないと考えていたのでしょう。

ホンタイジとヌルハチはなんか似た者同士のにおいがします。

それにしても、どうして遺詔を残しておいたのか、実際にホンタイジに跡を継がせるという遺詔はないわけなので、こんなものを残して置いたら大変なことになるのは目に見えているのにね。

ホンタイジの即位

遺詔があるわけでもないのに、ホンタイジが即位したことに不満を持つアバハイの息子たち。

特に、ドルゴンの兄のアジゲは母親であるアバハイも殉葬されたことに憤っていた。

もちろん、ドルゴンも怪しんでいたが、父のヌルハチに「誰が後継者になっても忠誠を尽くす」と誓ったことをホンタイジが知っていたことで、ホンタイジが本当にヌルハチから指名された後継者だと悟った。

しかし、アジゲとドドは、納得がいかずに、謀反を起こしてしまう。

ドルゴンが加勢しないことで謀反は失敗に終わり、結局アジゲが責任を取って自害することに…。

ドドは味方をしなかったドルゴンを責めるが、父が作った国を兄弟の争いで崩してはいけないというドルゴンの説得で、ドドは落ち着き、ドルゴンとドドは、ホンタイジをハンと認めることにした。

ここでも、ホンタイジの腹黒さが出ています。

ドルゴンにはいい顔をして、アジゲには誰かが責任を取れば、謀反の責任を問わないと、アジゲが自害するように仕向けるなんて!

ドルゴンの謀反

ホンタイジが戒めのために処分せずに持っていたヌルハチの遺詔の存在を知ったドルゴンは、スマラを仙女だとして王妃にするとしたホンタイジが許せず、謀反を起こす。

本当の後継者は自分だったのに、ハン位も最愛の人も奪ったホンタイジが許せず、どちらも取り戻そうとしたのだ。

しかし、スマラは本当にヌルハチから指名された後継者はホンタイジだということを偶然知り、ドルゴンを説得。

スマラは命を懸けてとめたおかげで、後金の将来は安泰となった。

スマラってすごい英雄ね。

仙女じゃないと言ってたけど、仙女ぐらいのパワーがあるわ。

ホンタイジもアジゲが謀反を起こしたときは、誰かが責任を取らねばとか言っていたくせに、今回はだれも責任を取らずに丸く収めるのね。

ドルゴンは後金に必要な人物だけどアジゲはいらないってことなのかな。

それとも、スマラが命を懸けたから?

でも、この時代は奴婢のいのちなんて虫けらみたいなものだったから、スマラがいくら「私のいのちに免じて」とか言っても、何の意味もないような気がするけど…。

でも、まぁ物語的には兄弟も仲良くなってめでたしって感じかな。

「王妃の愛-侍女と王子たち-」感想

ざっと振り返ってみましたが、こうしてみると大筋は史実に基づいてはいるものの、だいぶフィクションだと感じました。

結局、悪いオンナたちは、一人も罰を受ける感じでもなく、チムゲはサロモとの子どもができてチャハルで静かに暮らしているし、ノミンは記憶喪失?になってホルチンに返されるという、なんかモヤっとする流れでした。

ドルゴンとスマラは一途に思い合っているところは良かったけど、なかなか結ばれないというもどかしい展開。

でも、同じ時代ドラマ「皇后の記」は挫折してしまったけど、「王家の愛」はなんとか完走できました。

このドラマを見たら「皇后の記」をもう一度挑戦してみようかと思いましたが、動画配信はもうしていないのね。

レンタルするしかないみたいなので、いい時に宅配レンタルでもしてみようかな。

他にもこの時代のドラマは「孤高の皇妃」もありますよ。

気になるかたはそちらも視聴してみてくださいね。

本ページの情報は2022年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。

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