以前に紹介した中国映画「無名」がついに2024年5月3日から日本でも公開されました。
中国映画「無名」は、以前も紹介した通り、中国勝利三部作の最終作として製作された映画なので、日本で公開されないのではないかと心配しておりましたが、この度日本でも公開されることとなり、早速劇場へ鑑賞に行ってきましたよ。
この記事では、中国映画「無名」を劇場で鑑賞した感想を紹介したいと思います。
ネタバレなしの感想なので、これから鑑賞しようと思っている方にも参考になりますよ。
意外と人気⁉︎
まず、映画館に行ってみて驚いたことは、意外と人気だということ!
劇場で公開されると言っても、中国映画はマイナーなイメージだったので、そんなに観客はいないと思って映画館に行きましたが、驚くことに満席に近い状態…。
恐るべし中国映画…
トニー・レオンさんというより、ワン・イーボーさんのファンが多いのでしょうか。
でも、鑑賞に来ている観客の方は、どちらかというと年配の方が多かったような…
日中戦争を舞台にしているため、そこら辺で興味深い方もいらっしゃったのかな。
どちらにしても、観客が多いということは、これからも中国映画が日本で公開される可能性が高まるということで、嬉しい驚きでした。
事前知識必要
そして、いざ鑑賞を始めると、頭の中にハテナ???がいっぱい。
この映画は、事前知識があった方がより楽しめると思いました。
日中戦争を舞台にしたスパイの話なので、「1937年」というワードが何度も登場します。
「1937年」って日中戦争が始まった年なんですよね。
あまりわかっていなかった私としては、先に知っていた方が良かった知識も多々ありましたよ。
共産党と国民党、国民党の中の左派と右派くらいは知っているとすんなり鑑賞できるのではないかと感じました。
演出に脱帽
また、鑑賞してすぐは、正直言ってこの映画はなんなんだろう?という気持ちしかありませんでした。
なぜなら、場面が次々に入れ替わり、時系列がよくわからないから。
さらに、セリフが少なく、誰がどんな立場でどうなのかということもあまり入ってこない。
映画じゃなければ、視聴をやめていたかもしれないレベルでした。
でもでも、観終わった後は完全にワールドにハマってしまうくらいスッキリした結論でしたよ。
全く何も事前知識がなかった私でも理解できたという意味では、フィニッシュは大満足です。
こんな演出ができるなんて、中国映画も捨てたもんじゃない!完全に参りました。
ワン・イーボーの演技最高!
そして、一番のお目当ての俳優ワン・イーボーさんの演技が素敵すぎて最高でした。
日本でも大人気のドラマ「陳情令」ですっかりファンになってしまった私ですが、今回の映画ではまた違った魅力を発見できましたよ。
トニー・レオンさんとのアクションシーンは迫力があってもちろん素晴らしいのですが、日本語を話すワン・イーボーさんにも驚かされました。
もともと多彩な特技を持つ俳優さんですが、今回はまた意外な一面が見られたなと恐れ入りました。
もちろん、脇を固める超ベテランのトニー・レオンさんやジョウ・シュンさんも期待を裏切らない演技力。
中国ドラマ好きな人には是非見ていただきたい作品の一つになりましたよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、日本にやっと入ってきた映画「無名」を鑑賞した感想を記事にしてみました。
この映画は、最後まで見ないと良さがわからないと思います。
事前知識がある方は、より楽しめると思うので、時間があれば事前に日中戦争の歴史を振り返りつつ視聴することをおすすめします。
日本が悪者となっている映画なので、抵抗感がある方はいるかもしれませんが、個人的にはその辺は気になりませんでしたよ。
興味がある方は、是非ご視聴してみてくださいね。
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