中国ドラマ「孤高の皇妃」実際どうなの?気になるアノことを調査!

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宮廷ドラマ

中国ドラマ「孤高の皇妃」は、人生で7人の夫に嫁いだと言われるトンガという女性の一代記を描いたドラマです。

時代は、清朝ができる前、明代後期にヌルハチがモンゴルを統一していく戦乱の時代となっています。

「孤高の皇妃」は、歴史的な史実に基づいたフィクションとなっていますが、ドラマの内容がどこまで史実なのか?ということが気になってしまいませんか。

そこで、今回は、中国ドラマ「孤高の皇妃」で、気になる出来事を本当はどうだったのか?見ていきたいと思います。

「孤高の皇妃」のあらすじやキャストはこちら。

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「孤高の皇妃」の感想はこちら。

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トンガとは実在の人物?7人の夫とは誰?

主人公であるトンガは、実在の人物です。

ドラマと同じように、イェヘ部のリーダーであるブシャイの娘として生まれました。

トンガは、生まれてすぐに祈祷師から「この子は世界を繫栄することもできるが、世界を破滅することもできます」と予言されたそうです。

ここは、ドラマと同じですね。

トンガが11歳くらいになったころ、ブシャイはヌルハチにトンガを嫁がせることを約束します。

しかし、そのあとすぐにヌルハチとイェヘ部の関係が悪くなり、結婚の話はうやむやになってしまいました。

そこで、ブシャイの死後跡を継いでいるトンガの兄ブヤングは、ヌルハチと敵対し、他の部族を抱き込むために、トンガを政略結婚の切り札として他の部族のリーダーを誘惑することにしたのです。

これが、7回結婚したと言われる所以ですね。

結局、トンガは、ドラマと同じように、部族間の争いの中で道具として扱われ、不幸な人生を歩んだということなのでしょう。

7回結婚した相手を調べてみましたが、ヌルハチ、ハダ部の族長、ウラ部のブシャンタイ、カルカ部のジャイサイ、モンゴルの部族長バハダルハンの息子という名前が出てきましたが、あとはわかりませんでした。

どちらにしても、史実でも彼女をめぐって争いがおき、4つの部族(ハダ、ウラ、ホイファ、イェヘ)が滅んでいます

まぁ、彼女をめぐってというか、もともと権力を握りたい部族長たちが、戦をおこす理由を探している中に彼女を利用したということなのでしょうね。

図らずも、祈祷師の預言は当たってしまったわけですが、彼女自身も、最後の結婚をして1年後、34歳で病死しています。

この一件は、明では「イェヘの老女(北関老女)」呼ばれているらしく、ドラマでもその名は出てきていましたね。

「孤高の皇妃」では、この話に加え、ヌルハチの息子たちもトンガに魅了されるという内容が追加されていました。

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チュエンは本当に謀反を起こして処刑されたの?

ヌルハチの長子であるチュエンは、ヌルハチの最初の妻の子どもで、ダイシャンの兄でした。

チュエンは、幼いころから、ヌルハチの戦い方を見ていたので、戦にはたけていて、若いころから戦功を立てていたようです。

ドラマでも、同じような設定で、最初のうちは、ヌルハチからとても信頼されていましたね。

史実を調べてもほとんどドラマと変わらず、性格も粗野で結構敵もいたみたい。

最後に、トンガを助けに行ったヌルハチたちがトンガをあきらめて帰ってこようとしたという設定は別として、ほぼ史実通りに描かれていました

ただ、ヌルハチはすぐに処刑するのは忍びなかったみたいで、2年間チュエンを牢に閉じ込め、結局反省しないチュエンに失望して、処刑を決めたということでした。

ドラマでも描かれていましたが、一番ヌルハチに似ていたのかもしれませんね。

ヌルハチの大福晋グンダイは本当に息子に殺されたの?

「孤高の皇妃」の序盤でトンガを目の敵にして、いろいろ仕掛けてきたグンダイでしたが、アバハイの出現によって、存在感がだんだんなくなって、最終的には息子のマングルタイに殺されてしまいました。

本当にグンダイは、マングルタイに殺されてしまったのでしょうか。

30年間もヌルハチに仕え、一時は大福晋という後宮の長になったグンダイがそんな非業の死を遂げるなんて信じられませんが、1620年に死去した彼女の死は、謎に包まれていて、本当のところはわからないようです

一説には、マングルタイに殺されたという話もあるようなので、その説を採用して「孤高の皇妃」では描いたのだと思います。

実際に、マングルタイも四大ベイレのひとりだったのに、後継者に名が上がらなかったのは、本当に実母を殺してしまったからなのかもしれませんね。

ダイシャンとアバハイの仲とは?

ヌルハチの最後の大福晋であるアバハイは、12歳で43歳のヌルハチと結婚しました。

もちろん、ヌルハチの息子であるダイシャンやホンタイジよりも年下でした。

31歳も年が離れているなんて、この時代ではおじいちゃんと結婚するようなものですよね。

ヌルハチは、そんなアバハイのことが可愛くて仕方なかったようで、すぐに大福晋の座を与え、アバハイはヌルハチのために、アジゲ、ドルゴン、ドドという3人の息子を生みました。

だけど、31歳も年が離れた結婚だったので、ヌルハチは自分の死後は、ダイシャンに妻たち面倒見てもらおうと考えていたようです。

だからといって、ヌルハチが生きている間に2人が仲良くしているのは許せないですよね。

実際に、ダイシャンとアバハイは、深夜に2人であっていたり、宴が開かれるとアバハイはおめかしをしてダイシャンといちゃいちゃしていたという報告がヌルハチにあり、怒ったヌルハチは、アバハイと子どもたちを丸太小屋に幽閉したと言われています。

でも、そんな幽閉も1年間だけで、すぐに大福晋として復帰したそうな。

どんだけ、アバハイのことが好きなのか…ヌルハチ!

他の王子、特にホンタイジにとっては、アバハイはとても邪魔な存在でした。

なぜなら、アバハイは3人も息子がいて、ヌルハチが死んだら、大福晋アバハイの息子が権力を振りかざす可能性があったからです。

なので、ヌルハチが死んだとき、ホンタイジは色々理由をつけてアバハイを殉葬させるようにもっていったのです。

この点も、「孤高の皇妃」では、史実とほぼ同じように描かれていましたね。

ただ、ダイシャンはアバハイではなく、トンガのことに夢中でしたが…。

歴史上では、ダイシャンが後継者になれなかった理由も、アバハイのせいだと思われます。

まぁ、ドラマと同じようにホンタイジの腹黒さがダイシャンに勝ったということなのでしょうけど。

中国ドラマ「孤高の皇妃」実際どうなの?【まとめ】

今回は、中国ドラマ「孤高の皇妃」に出てくる歴史的な出来事は、本当に史実なのか?ということを調査してみました。

ドラマだとフィクションで作り話が結構多い印象でしたが、この「孤高の皇妃」は、少し設定は違うけど、出来事としては史実に沿ったつくりでしたね。

もちろん、主人公であるトンガが死んでから復活するという流れは、完全なるフィクションですが、史実の中に女性が入り込んでいるという感じで、楽しく視聴することができました。

この時代の歴史を知るには、とても良いドラマだと思います。

このドラマを見た後は、次の皇帝順治帝が出てくる「皇貴妃の宮廷」や康熙帝の時代の「龍珠伝 ラスト・プリンセス」を見ると次の時代の歴史に触れることができますよ。

また、同じホンタイジ時代のドラマでは「王家の愛-侍女と王子たち-」や「皇后の記」もあります。

興味がある方は、是非ご視聴ください。

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