「王女未央-BIOU-」で、共演をした後に交際を発表し、その後夫婦となったティファニー・タンさんとルオ・ジンさんが再共演することで話題となったドラマ「帰去来」。
2人のファンである私にとって、待ちに待ったドラマが日本で配信され、とても楽しみにしていました。
今回は、中国現代ドラマ「帰去来」を視聴した感想を紹介していきたいと思います。
どこで視聴できるか、概要などを知りたい方は、こちらの記事へ。
また、登場人物をおさえておきたい方はこちらもご覧ください。
この先は、ネタバレ含みますので、まだ視聴していない方は、ご注意くださいね。
二人は恋人同士じゃない⁉
ティファニー・タンさんとルオ・ジンさんが共演するということで、当然、この2人が恋人同士のドラマだと思って見始めたのですが、なんと、最初は違う恋人がいるところから物語は始まります。
しかも、2人の出会いは最悪で、物語前半は、お互い嫌な印象のまま進んでいきますよ。
最初は、「思っていたドラマと違う!」と感じ、モヤモヤしながら視聴していました。
しかも、ルオ・ジンさんが演じるシュー・チョーは、思い込みが激しいし、自分の信念を持っているのはいいのだけど、他の人の気持ちをわかろうとしない少々面倒くさい男でした。
最初の彼女も、結局そんな性格のシュー・チョーなので、お互いに気持ちはあるものの別れなければいけない結果になってしまったのよね。
ティファニー・タンさんとルオ・ジンさんが恋人同士のところを見たい私にとっては、いつ最初の彼女ミャオインと別れてティファニー・タンさんが演じるシャオチンとくっつくのか、と思いながら見ていたので、ミャオインと別れたのはよかったのだけど、実際、ミャオインも可哀そうでした。
親のしがらみが強い
このドラマの最大のポイントと言ってもいい親の存在。
市長の息子のシュー・チョーと大企業の社長令嬢のミャオインは、一見お似合いの2人だと思うのですが、結局親同士が不正に手を染めていることで、別れなければならなくなります。
また、その後シュー・チョーとつきあいはじめ、いい感じだったシャオチンも、父親が検察官という立場のせいで、シュー・チョーの家族を追い詰める形になり、恋人も友人も失ってしまう(?)という何とも言えない展開に…。
子どもたちは、誰が悪いわけでもないのだけど、親の立場に振り回される物語でした。
子どもから大人に成長していく過程で、大人の社会とはこういうことがあると考えさせられるドラマでしたね。
それってストーカー行為では?
ミャオインが中国の大学に通っているとき、彼女に片想いをするニンミンという同級生がいました。
ニンミンは、ミャオインに恋人がいることを知っていたので、自分が彼氏になりたいという気持ちはなかったけど、ミャオインのことが忘れられずに中国で働いていました。
そんな時に、ミャオインが結婚することを知り、どうしてももう一度会いたいと思って渡米するのですが、ミャオインの友人の携帯電話から情報を得て位置情報を取得し、それを頼りにミャオインを探すという奇策。
それって、ストーカーじゃない?
そのおかげで、色々助かることもあるけれど、その事には触れずにすぎていくあたり、強引な展開と感じました。
自分の彼女にストーカーまがいの行為をされていると知ったシュー・チョーも別にそれをとがめることはなく、大人な対応をしていることにも違和感を覚えましたね。
生まれた環境には逆らえない
結局、親のしがらみ故に、姿を消してしまったシュー・チョーでしたが、シャオチンはずっとシュー・チョーのことを想い続け、見つけ出します。
しかし、シュー・チョーの心の傷は深くて、シャオチンのことも受け入れられない様子。
不正を許せないシュー・チョーは、シャオチンとは性格が似ているような気がしていたけど、やっぱり親の不利な証言をしたシャオチンが許せないということなのか。と思いましたが、自分をだましていたシャオチンが許せないというところなのでしょう。
だましていたわけではないのだけど、本当のことを言えなかったシャオチンも可哀そうだし、本当に親の影響がありすぎて…。
お互いに思いはあっても、生まれた環境のせいですれ違ってしまう2人を見ると切なかったですね。
中国ドラマ「帰去来」ネタバレ感想【まとめ】
今回は、中国ドラマ「帰去来」についての感想を紹介しました。
このドラマは、私がよく見ているラブコメとは全然違い、大人のドラマでした。
舞台はアメリカの大学なのだけど、内容は社会的な感じでしたね。
出ている俳優さんたちもいい大人だったので、学生という感じはあまり感じませんでしたよ。
ラブコメも好きだけど、たまにはこんな感じのドラマもいいかなと思いました。
でも、ティファニー・タンさんとルオ・ジンさんが出ていなかったら、途中で挫折していたかも⁉というのも本音です。
また、この夫婦が共演する素敵なドラマが始まればいいなという思いを残しつつ…
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント