中国ドラマが流行っているから見てみたいけど、どんなジャンルから見始めればよいか迷ってしまいますよね。
実は、中国ドラマと一言でいっても色々なジャンルがあり、日本のドラマと少々違うので初めて見る方は、戸惑いを感じるかもしれません。
そこで、中国ドラマを100本以上見てきた私がおすすめする、人気のおすすめジャンルを4つ紹介したいと思います。
是非、中国ドラマを見る際に、参考にしてみてくださいね。
中国ドラマおすすめジャンル①中華文化が垣間見える「現代ドラマ」
中国ドラマおすすめジャンル1つ目は、「現代ドラマ」です。
中国ドラマは、日本の10話前後で終わってしまうドラマと違い、基本的に20~30話、長いものでは50~80話くらいのドラマが一般的です。
そのため、日本のドラマより詳しい内容であることが多く、ハマると次から次へ見たくなってしまいます。
その分、間延びしてしまうところもあるのですが、メインストーリーだけでなく、サブストーリーも楽しめるようになっていますよ。
また、ドラマの中で日本と違うことが多々見つかって、中華文化が垣間見えるのも楽しい発見です。
現代ドラマの中でのおすすめは、「ラブロマンス」「ラブコメディ」です。
シリアスなシーンが多いラブロマンス
私が今まで見たラブロマンスは、だいたいが学生時代に付き合っていたもしくは、両想いだったけれど卒業や留学などで離れ離れになってしまい、7~10年後に再会するところから始まるというパターンのものでした。
このパターンだと、主役の2人はすでに知り合いなのですが、お互いにわだかまりがあり、中々結ばれず、ヤキモキします。
でも、ついに結ばれた時には、もううれしくて何度も見てしまうくらい、感情移入しちゃって我が子を見ているような感覚になってしまうのですよ。
また、1回別れてしまっている理由が最初から分かっているわけではないので、なんでお互いに好きなのに、別れてしまったのかとその理由が知りたくてどんどん先を見たくなってしまいます。
このジャンルに限らずですが、視聴者心理をよくわかって作られている作品が多いですね。
違うパターンのラブロマンスも、いろいろ考えさせられるものが多いです。
中国の文化を楽しみつつ、大人のラブストーリーを見たい方におすすめですよ。
現代劇ラブロマンスのおすすめ作品
- 「2度目のロマンス」
- 「マイサンシャイン」
- 「泡沫の夏~トライアングル ラブ~」
- 「あなたを見つけたい ~See you again~」
- 「私のキライな翻訳官」
ニヤニヤしながら見てしまうラブコメディ
中国ドラマのラブコメディは、本当に面白く、何度も心の中でツッコミを入れてしまいます。
ラブコメディでありがちパターンは、ヒロインが少しドジなタイプの子で、相手の男性は金持ちイケメンで何でもできるタイプなのに、何故かヒロインのことを気に入ってしまうというものです。
いわゆる、シンデレラストーリーが多いということですね。
ロマンスと違い、安定してハッピーな気持ちで見られるので、気楽な気持ちで見たい時はおすすめです。
もちろんドラマなので紆余曲折はありますが…。
現代劇ラブコメディのおすすめ作品
中国ドラマおすすめジャンル②迫力あるアクションが魅力「武侠ドラマ 」
中国ドラマおすすめジャンル2つ目は、「武侠ドラマ」です。
武侠とは、武術を習得した武術家たちが集う世界で過ごす人たちのことで、その中で門派や派閥があり、その世界の物語を描いているのが武侠ドラマです。
だいたいが武侠小説家が書いた小説をもとにつくられていることが多く、中国では原作を知っていて実写化されるという形のようですよ。
中でもおすすめなのは、「金庸」という中国語圏で絶大な人気を誇る武侠小説家が書いた小説をもとにしたドラマが最高に面白いです。
実は、この私も最初は「金庸」作品にハマり、そこからどんどんジャンルを広げていったタイプです。
「金庸」作品は、架空の話ではあるけれど、時代背景は実際のものだったりするので、そこも面白いポイントだと思います。
「金庸」作品ではなくても、面白いものはたくさんあるので、是非一度は見てみてください。
意外にハマります。
武侠ドラマのおすすめ作品
- 「射鵰英雄伝 レジェンド・オブ・ヒーロー」
- 「笑傲江湖 レジェンド・オブ・スウォーズマン」
- 「陳情令」
- 「古剣奇譚~久遠の愛~」
中国ドラマおすすめジャンル③中国の歴史が好きになる「歴史ドラマ」
中国ドラマおすすめジャンル3つ目は、「歴史ドラマ」です。
中国ドラマの王道ともいえる「歴史ドラマ」ですが、こちらも細かく分けると色々あります。
日本でいう時代劇のようなものもあれば、実在した人物、王朝を背景にフィクションの物語などもありますよ。
実在する王朝や人物に基づいた正統派の時代劇
大河ドラマのように、実在する王朝や人物で歴史に基づいた物語を描いている作品は、わりと真面目なものが多く、とても勉強になります。
もちろん、少々脚色してあるので、物語としても面白く見られますよ。
私は、中国の歴史ドラマをみて多分日本の歴史よりも中国の歴史の方が詳しくなってしまいました。
正統派歴史ドラマのおすすめ作品
- 「三国志 Three Kingdoms」
- 「武則天-The Empress-」
- 「ミーユエ 王朝を照らす月」
- 「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」
- 「独狐伽羅~皇后の願い」
- 「蘭陵王」
現代から様々な王朝へタイムスリップしてしまう
中国の歴史ドラマで、圧倒的に多いのが現代からタイムスリップしてしまうというもの。
だいたいがタイムスリップした先で、歴史的人物と恋愛関係になってしまい、歴史的出来事に遭遇するという、ストーリーです。
日本だと「信長協奏曲」や「JIN-仁-」などがありますよね。
このタイムスリップ系は、フィクションだからこそ、歴史的人物が様々な形で描かれていて同じ時代のものでも何度も楽しめます。
本当の歴史と比べてみて、違いを発見しても楽しいですよ。
タイムスリップ系のおすすめ作品
- 「宮 パレス~時をかける宮女~」
- 「宮廷女官 若曦」
- 「宮廷の茗薇<めいび> ~時をかける恋」
架空の王朝での時代劇
他にも、時代劇風なのだけど、実在しない王朝やどの王朝かはっきりさせないものが多く存在します。
私は、すっかりと中国の歴史にハマってしまっていたのでいつもドラマを見る前に時代背景を確認してしまうのですが、意外とどの王朝かわからないドラマはたくさんあります。
時代背景をはっきりさせないことで、架空の物語を思い切り作れるということなのかなと感じます。
その分、何が起こるかわからない楽しみがありますよ。
架空王朝のドラマおすすめ作品
- 「孤高の花 ~General&I~」
- 「鳳凰伝 ~永遠(とわ)の約束~」
- 「慶余年~麒麟児、現る~」
- 「花不棄〈カフキ〉-運命の姫と仮面の王子―」
中国ドラマおすすめジャンル④新ジャンル「ファンタジー時代劇」
中国ドラマおすすめジャンル4つ目は、「ファンタジー時代劇」です。
この「ファンタジー時代劇」は、近年多くつくられていて、新作の時代劇はほぼこのジャンルなのではないかくらい、多くなってきています。
「ファンタジー時代劇」は、実在しない世界(天界、魔界など)で過ごす人間ではない神仙だったり、動物だったりが中心となって描かれている物語です。
前述した架空王朝での時代劇や武侠ドラマもこの「ファンタジー時代劇」に分類されるのかもしれませんが、あえて、このブログでは、特に神仙や特殊能力を持つ人が登場する作品を「ファンタジー時代劇」と呼びたいと思います。
多分、日本で日本の俳優さんがこのジャンルに挑戦していたら、何だか抵抗がありますが、中国の俳優さんがやると何の違和感もなく、すんなりと見れてしまいます。
不思議なものですね。
ファンタジー時代劇のおすすめ作品
- 「永遠の桃花~三生三世~」
- 「霜花の姫~香蜜が咲かせし愛~」
- 「酔麗花 ~エターナル・ラブ~」
中国ドラマおすすめのジャンル【まとめ】
他にもたくさんのジャンルがありますが、ここでは人気の4つのジャンルのものを紹介しました。
しかし、はっきりとした分類があるのは、現代劇、時代劇、フィクションであり、あとは重複しているものが多いかもしれません。
時代劇のラブコメディもあれば、現代劇のファンタジーも存在しますよ。
だんだん見ているうちに、好きな俳優さん、女優さんが出てくるので、その俳優さんを追ってドラマを見すすめるのも面白いと思います。
とにかく、中国ドラマは面白いので、今回紹介した作品で気になるものはチェックしてみてくださいね。
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