中国の宮廷ドラマって、ほとんど後宮の中の話が多いですよね。
中国の宮廷では普通の生活とは違い、独特な習慣があります。
妃嬪たちは、皇帝の寵愛を得られないと生活が苦しくなるため、寵愛を争って、暮らしていたようですね。
今回は、ドラマから見えた後宮の女性たちの生活についてまとめてみました。
ドラマを観る際に参考にしてみてくださいね。
妃嬪の位とは?
宮廷ドラマでは、妃嬪たちがたくさん出てきます。
実際に皇帝となれば、義務的に世継ぎを残さなければならないということで、たくさんの妃嬪をもつことが当然の事でした。
政務と同じくらい、子どもをつくることが皇帝の役割として重要だったということですね。
この妃嬪たちの位ですが、時代によって呼び方や定員が変わってきますよ。
妃嬪になると、とにかく皇帝の寵愛を得て子どもをつくることが、一番の目的になりますが、男の子を産めば、今度は子どもを世継ぎにする争いが始まります。
妃嬪たちの最終目標は、皇太后になることなので、たとえ皇后であっても自分の息子が皇帝にならないと、次の皇帝の時代で安泰に暮らせないみたいですね。
妃嬪の側仕えの立場とは?
妃嬪には、それぞれの妃嬪のお付のものがいます。
だいたい、侍女が2人と宦官が1人というのが、ドラマでは多いです。
侍女は、実家が裕福な家だと実家から連れてくる侍女が1人と入宮してからあてがわれる侍女1人という感じですが、宮女たちは、年頃になると宮中から出て、普通に嫁ぐことができます。宮中に残りたいといえば、そのまま侍女でいることもできるみたいですよ。
その他に、お付まではいかないけれど、妃嬪の宮には雑用をこなす宮女や宦官もいて、寵愛を受けている妃嬪ほどその数も多いです。
また、寵愛を受けている妃嬪の侍女や宦官は、他の妃嬪たちの侍女たちよりも大きな顔ができるというのがドラマのお決まりです。
寵愛はころころ変わるので、その場合の立場もころころ変わりますよ。
宮女から皇帝の妃嬪になる場合も少なくなく、そういった成り上がっていくドラマは、人気が高いです。
でも、実際の歴史では、高位の実家ではないのに上り詰めた妃嬪は、あまりいなかったように思いますが、ドラマとしては、宮女から寵愛される妃嬪になるというストーリーは見てて面白いですよね。
妃嬪の生活
皇帝には、たくさんの妃嬪がいますが、妃嬪たちは日々どのように暮らしていたのでしょうか。
ドラマの中では、寵愛を受けていない妃嬪たちは、だいたい刺繍をしたり、絵をかいたり、散歩したりと優雅に暮らしていました。
皇帝の寵愛を求めなければ、優雅な生活を送れるので、それでもいい気がしますが…。
狭い世界なので、やっぱり高位に昇りつめたいと思ってしまうのですね。
寵愛を受けたら受けたで皇帝のお世話で毎日忙しくて大変な上に、他の方々からは妬まれ、意地悪をされるという、何とも理不尽な世界です。
どちらにせよ、後宮という籠の中に閉じ込められて、一生出れないわけなので、独特な世界ですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、宮廷ドラマから見えた後宮の生活に着目してみました。
皇帝の妃嬪たちは、独特な世界の中で、皇帝の寵愛を争い、高位に上り詰めようと日々奮闘していたのでしょうね。
ドラマでは大げさに描かれている部分もあると思いますが、女たちの争いを描いているドラマはなぜか、とてもハマってしまいます。
まだ見たことない方は、だまされたと思って一度見てみてくださいね。
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