ティファニー・タンさんが、出産後初めて挑んだドラマとして注目を浴びた「燕雲台-The Legend of Empress-」ずっと見たくてU-NEXT で見放題になるのを待ってやっと視聴し終えました。
今回ティファニー・タンさんは、歴史的人物である「鉄の血を持つ強い女性」と呼ばれた睿智蕭(えいちしょう)皇后の役を演じていますよ。
かなり芯の強い女性の役で、ティファニー・タンさんにとってもあっている役柄でしたね。
また、征服王朝の物語ということで、今まであまり知らなかった中国の「遼」の歴史にも触れる機会となり、とても興味深く視聴することができました。
そこで、この記事では「燕雲台-The Legend of Empress-」を視聴して感じたことを紹介していきたいと思います。
最後に、他のおすすめドラマを紹介しますので、「燕雲台-The Legend of Empress-」とともに楽しんでくださいね。
また、「燕雲台-The Legend of Empress-」の概要についてはこちらの記事もあわせてお読みください。
「燕雲台-The Legend of Empress-」の感想
それでは早速「燕雲台-The Legend of Empress-」の感想について紹介したいと思います。
意外と史実に基づいて描かれている
中国の時代劇ドラマといえば史実の人物を描いているのだけど、ストーリーが史実とは違って驚くこともありますよね。
でも、このドラマはもちろん脚色されている部分もありますが、大筋は史実に基づいて描かれていますよ。
特に、一番気になる蕭燕燕と韓徳譲の間柄についてですが、景宗との結婚前に婚約者だったという話もあながち作り話ではなく、景宗亡き後に再婚したという見方もあるようです。
再婚したかはさておき、韓徳譲は堂々と皇太后の天幕に出入りできる立場だったというのだから、ただならぬ仲であったのは間違いなさそうですね。
こんな面白い展開、今までなんで描かれなかったのかと思うスキャンダルのような気がしますが、当時の契丹の慣習では、未亡人となった皇后(妃?)が再婚することはタブーではなかったようです。
漢民族より契丹人の方がそういうところは寛容だったのかもしれませんね。漢民族の王朝だったら、絶対に大問題になって処刑されるぐらいの勢いですが…。
主演の二人がスムーズにくっつかない展開がもどかしい
ラストに蕭燕々と韓徳譲は結ばれる展開になっていくわけですが、ここに辿り着くまでがかなり長いんですよね。
物語の前半では二人が惹かれあい、すぐに将来を約束する仲になりますが、突然として景宗が略奪。
病気がちで軟弱に見えた景宗が、権力を振りかざして親友の恋人を略奪するところは、なんとも言えない展開でしたね。
さらに、他のドラマでもよく悪役を演じている蕭燕々の父(リン・イージュン)が、このドラマではいい役なのかなと思いきや、娘を駒にする腹黒い役でやっぱり悪役なんだと感じてしまいました。
ただ、政治に興味がある燕々にとっては、結局一回は景宗と結婚した方が良かったのでしょうね。
皇后になったからこそ、他の男性陣(韓徳譲を含む)と対等の立場になれて、実力を発揮することもできたし、韓徳譲との関係も保つことができたのではないかと感じました。
ただ、ドラマとしては、思い合っている二人が他の人と結婚していくところはもどかしさを感じずにはいられませんでした。
時代劇だとそういう展開はありがちなのですが、今回はティファニー・タンさんとショーン・ドゥさんという「あなたを見つけたい〜See you again〜」でも共演し、息のあった演技を見せてくれていた二人だったので、特にもどかしかったです。
だからこそ、最後のハッピーエンドになった時は、とても安堵しましたね。
三姉妹の関係性が変わっていくのも見どころ
そして、このドラマではラブストーリーだけではなく、姉妹愛も見どころ。
蕭燕々は、皇族と結婚することが決められている家庭に生まれ、上に姉が二人いました。
母を早くに亡くしたため、三姉妹はとても仲が良く、何事も父を支えるべく協力しあって生きていたのですが、三姉妹がそれぞれ結婚していくと関係がたちまち変わっていきます。
そもそもそれぞれが嫁いで行った先が、皇族は皇族なのですが敵対する関係で、一番下の妹である燕々が一番位の高い皇后になってしまうという微妙な関係性。
それぞれの夫たちは妻を利用し、お互いを牽制し合い、どこかで陥れようと画策していて、三姉妹たちはそれに翻弄されてしまいます。
最初は、姉妹愛を突き通していた姉たちも夫の死と直面した時、姉妹愛を捨て燕々を憎む存在に変わっていくところは、なんだかものの哀れを感じてしまいますね。
実際にその立場になるとそうなっちゃうのかもしれませんが、よく考えれば憎むべき相手が実の妹ではないということがわかるのにな。と…
そういうところから見ると、やっぱり感情に身を任せてしまう姉たちは皇后の器ではなかったということなのでしょうね。
因みに、三姉妹がバラバラになってしまって敵対してしまうところも、史実通りのようですよ。
「燕雲台-The Legend of Empress-」に関連するおすすめのドラマ
それでは、主演のティファニー・タンさんをはじめ、豪華なキャストで制作された「燕雲台-The Legend of Empress-」を見終わった後におすすめしたいドラマも紹介していきます。
視聴後にぜひ、チェックしてみてくださいね。
「王女未央-BIOU-」
まずは、ティファニー・タンさんといえば、このドラマ。
「王女未央-BIOU-」は、日本でもいろいろなチャンネルで何度も放送されたドラマで、ティファニー・タンさんが未来の旦那様となるルオ・ジンさんと共演していることでもとっても注目された作品です。
内容的には、南北朝時代の北魏で実在した文成文明皇后をモデルにしたストーリーとなっています。
こちらでもとても芯の強い女性の役を演じているティファニー・タンさんにぜひ注目してほしいと思います。
「あなたを見つけたい〜See you again〜」
次に、ティファニー・タンさんとショーン・ドゥさんが共演している現代ドラマ。
現代ドラマなんですが、結婚しているカップルの妻が飛行機事故に遭ってなぜか十年前にタイムスリップしてしまうというちょっと変わった設定です。
夫婦が出会う前の学生時代にタイムスリップしてしまった妻は、もっと早く出会っていれば、もっと一緒に過ごす時間が増えただろうと考え、まだ出会っていない未来の旦那様に猛アタックするというストーリー。
「燕雲台-The Legend of Empress-」とはまた違った二人が見ることができ、楽しめますよ。
「白華の姫〜失われた記憶と3つの愛〜」
最後はコレ。
時代劇だけど、架空の国の話のこのドラマは、配信前の注目度はあまりなかったようですが、配信されてからはかなりの人気が出たんだとか…
このドラマには、「燕雲台-The Legend of Empress-」にも出演しているジン・チャオさんが出演していて、結構重要な役どころを演じています。
記憶喪失になった公主が、政略結婚のため異国に訪れるもいろいろな陰謀に巻き込まれ、さらに命まで狙われるというストーリー。
ミステリアスなストーリーに惹き込まれること間違いなし。
美男美女がたくさん出演しているので、それだけでも楽しめますよ。
考察系ドラマが好きな方は必見です。
まとめ
今回は、征服王朝の皇后の一代記を描いたドラマ「燕雲台-The Legend of Empress-」の感想を紹介しました。
時代劇はよくみますが、漢民族の話が多かったので、契丹人の征服王朝の歴史を知ることができて、歴史好きなわたしにとってはとても面白いドラマでしたよ。
しかも、意外と史実に基づいて描かれていることがわかって驚きました。
ティファニー・タンさんは産後初めてのドラマということでしたが、美しさも何もかも全く変わっていなくて凄かったですね。
これからもどんどん新しいドラマに出演して中国ドラマファンを楽しませてほしいと思います。
このブログでは、主に中国ドラマの感想を紹介しているので、他のドラマについても共感できたら嬉しいです。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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