「シンデレラが嘘をついたらダメですか?」全31話見終わりました。
意外と、面白くてサクサク見れちゃいましたよー。
2020年に制作された中国ドラマ「シンデレラが嘘をついたらダメですか?」は、「寵妃の秘密」シリーズでおなじみのリャン・ジェイさんと「宮廷の茗薇」に出演したことで人気が上昇中のシン・ユンライさんが主演のドラマです。
「嘘」をテーマに友情と愛情を描いたドラマとなっていて、軽い感じで視聴できるラブコメディとなっていますよ。
今回は、「シンデレラが噓をついたらダメですか?」を見た感想を記していきたいと思います。
もう既に視聴した方と共感できれば、うれしいです。
あらすじやキャストなどが気になる方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
以下ネタバレ含みますので、まだ視聴していない方はご注意くださいね。
ヒロインは本当に嘘つきなのか?
嘘ばかりつく女子という設定のヒロインですが、視聴する前は、貧乏なのに金持ちのふりをしているとか、三流大学卒業なのに一流大学を卒業しているように見せかけたりとか、そんな見栄を張って生きている女子のことだと思っていました。
ところが、見始めると、普通に生きていれば、誰でもつくような嘘をついているだけの普通の女子でしたね。
取引先の人にお世辞を言うのは当たり前だし、仕事がうまくいくようにおだてることも必要なことだと思うのだけど、それを「嘘」と言われると、どうなの?
「嘘」っちゃあ「嘘」だけど…。
「シンデレラが噓をついたらダメですか?」のヒロインであるイーレンは、子どもの頃に両親を亡くし、叔父の家に引き取られ、いつも従姉と差をつけられ、叔母にいじめられていました。
本当の気持ちを話してしまえば、叔父の家で生きていけなくなるため、いつも我慢して叔母と従姉に気を遣って、空気を読んで嘘をついてきたのです。
むしろ、この従姉の方が嘘つきで、自分がやってしまった失敗をイーレンに押し付けたり、イーレンのものをとったりする嫌な奴でした。
自分の気持ちを押し殺して周りに気を遣って嘘をついてきたイーレンもジーヨウと出会ったことで、本当の気持ちを表に出せるようになったのは良かったですね。
嘘が嫌いなはずなのに…
一方、子どものころの体験から嘘が大嫌いなジーヨウは、些細な嘘でも、アシスタントをクビにし、お世辞が言えず、取引先から契約破棄されることもよくあるような堅物というか、かなり面倒くさいタイプの社長。
そんな社長が、噓をうまく使いながら世を渡り歩いているイーレンと出会い、必要な嘘もあると知り、だんだん変わっていきます。
まだ付き合う前でも、イーレンが寝ぼけてジーヨウの顔を見たとき、「ファン社長?」と問いかけられて「違う」と言ったり、付き合った後も、イーレンにベッドから突き落とされたように装ったりしていて、それって嘘じゃないの?と感じる場面もしばしば。
お世辞を言うとか、相手の気持ちを考えて嘘を言うというたぐいじゃない嘘も結構つくじゃん。と突っ込みたくなりました。
まぁ、そんなウブなところも可愛いのですけどね…。
ライバルが憎めない
他のラブストーリーでもあるように、「シンデレラが噓をついたらダメですか?」でも、恋のライバルという当て馬的存在がいるのですが、個人的には、このライバルが、結構嫌なことをしてきてもなんだか、憎めないのですよね。
単純に、顔が好み?ということもあるのかもしれないけど、ジーヨウの会社の部長でジーヨウのことが学生の時から大好きなユーウェンは、イーレンに結構嫌がらせをしてくるのだけど、憎みきれないのですよ。
でも、「鳳凰伝」に出てきて同じように嫌な役だったときは、普通に嫌な奴だと思ったし、なんでこのドラマだと憎めないのだろう?
ちょっと不明です。
また、ジーヨウの親友でもあり、ライバルのジョーも、嫌がらせをする割に、ジーヨウへの思いがあるからなのか、憎めない感じになっています。
子どもの時に出会った女の子のピン留を手にしながらクッションを抱きしめて寝ている姿とか、逆に同情を引くような演出でした。
最終的には、ジーヨウとも仲直りして元の親友に戻ったし、イーレンともよい関係になったので、それを見越して憎みきれない人物像にしていたのかな?
もし、そうなら演技が上手で素晴らしいですね。
純情な姿に萌える
また、仕事はできてとても優秀なジーヨウですが、恋愛をしたことがないので恋にはとっても不器用です。
イーレンのことを気になりだしたことにも妹の方が先に気づいていたり、告白するのも部下であるボーの助言を鵜呑みにしてみたり、といつもの姿と恋愛モードになった時のギャップ萌えする人も多くいたのではないでしょうか。
個人的には、イーレンと一夜を共にした後に「責任をとる」というのが常識なんでしょ?とイーレンに話すところが、可愛らしくて笑えます。
しかも、妹に勧められた韓国ドラマを見て学んだとか…純情すぎでしょ(笑)
ほかには、酒に弱いジーヨウがお酒を口にすると、「花」になっちゃうところも別の一面が見れて笑えますね。イーレンの前だけじゃなく、ジョーの前でもやってしまうところが余計に面白い。
ただ、そんな純情なジーヨウなのに、プロポーズは意外と簡素で寂しかった。
いつもの中国ドラマのように、膝をついて指輪パカッというのを期待していたのですけどね。
代わりにボーがやってくれたけど、失敗しちゃったからな…。
あのドラマに似ている気がする
中国ドラマって、いつも何かしら設定が似ているドラマがあるのですが、今回の「シンデレラが噓をついたらダメですか?」は、私が大好きなディリラバさんが出演している「ラブ・デザイナー~恋のお仕立てはじめます~」に似ている気がします。
似ているポイントはこちら
2. 妹が恋のキューピット
3. 親友の恋の相手が年下くん
4. 親友の恋の相手が本命の彼の部下
一番は、妹が結構なキーマンになっているところが似ていて、見ていてほっこりしました。
「ラブ・デザイナー~恋のお仕立てはじめます~」をまだ見ていない方は、ぜひこのドラマの後に視聴してみてくださいね。
詳しくは、こちらの記事も読んでみてください。
「シンデレラが噓をついたらダメですか?」感想【総評】
今回は、中国ドラマ「シンデレラが噓をついたらダメですか?」を視聴し終えた感想を紹介してみました。
「宮廷の茗薇」で無表情の第十四皇子を演じたシン・ユンライさんが現代ドラマに出演しているということで、気になって視聴してみたこのドラマですが、やはりあまり表情が変わらない役でしたね。
でも、たまに見せる笑顔が可愛らしくて、そのギャップに萌えました。
また、「寵妃の秘密」シリーズでは、結構強い女性を演じているリャン・ジェイさんが、このドラマでは、空気を読みすぎちゃう気を遣う女性の役ででてきて、また違う一面を見れた気がします。
ドラマを見ているとちょっとリャン・ジェイさんの方が年上なのかなー。なんて見ていましたが、実は、シン・ユンライさんとリャン・ジェイさん、さらにリウ・ハイクアンさんは同い年のようです。
ストーリー的には、ハッピーエンドで終わったので、とても良かったのですが、途中でちょいちょい出てくるイーレンの叔父家族がクソすぎるのに、結構あっけなく退場していったのが残念でした。
どうでもいい人物たちなので、そんな退場の仕方でもしょうがないのですが、反省してイーレンに謝るとか、和解して結婚式には出席するとか、そんなストーリーでもよかったかなと…。
ジーヨウの方は父親とも親友ともビジネスパートナーとも和解出来たのにね。
このドラマは、なんか重い歴史ドラマとかを見た後に、軽いタッチで視聴すると面白いですよ。
というわけで次は、歴史物でも見ようと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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