中国ドラマで人気の清朝の雍正帝時代から、またもや新しいドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」がでてきました。
この時代のドラマってたくさん作られていて、どれも面白いですよね。
それぞれのドラマによって出てくる人物がいい人になったり悪い人になったり、どの人に視点を当てるかで変わってくる人間模様をいつも楽しんでいます。
今回の「宮廷の茗薇~時をかける恋」は、どんなドラマなのか見どころやキャスト、あらすじについて紹介します。
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」の概要
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」は、もともと「夢回大清」という小説が原作となって作られたドラマです。
実はこのドラマ、2011年に大ヒットした中国ドラマ「宮廷女官若曦(ジャクギ)」の監督やプロデューサー、脚本家が再集結して作られたドラマらしいのです。
康熙帝の時代にタイムスリップして皇子たちと恋に落ちるというストーリーが似ているのはそのせいかもしれませんが、原作自体は、今回の「宮廷の茗薇~時をかける恋」の方が先にできていたのだとか…。
映像化されたのが、「宮廷の茗薇~時をかける恋」の方が遅かっただけのようですね。
大枠では似ている「宮廷女官若曦」と「宮廷の茗薇~時をかける恋」ですが、実際には内容も色々変わっているので、「宮廷女官若曦」を見た人でも、とても楽しめる作品になっていますよ。
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」の時代背景
現代からタイムスリップする「宮廷の茗薇~時をかける恋」の時代は、康熙帝が世をおさめる清朝の康煕45年。
まだ、康熙帝の第二皇子が皇太子の座に着いていた時代です。
第二皇子が皇太子と決まっていたものの、もともと清朝の前身である後金など満州人が治める国では、長男が跡継ぎになるとか、皇太子を決めておくとかそのような習慣がなかったそうで、第二皇子は皇后の息子だったから皇太子になっただけで実力が伴っていないことに、他の皇子たちは不満を持っていたようです。
そのような背景から、9人の皇子たちが次の皇帝の座をめぐり、争いを起こしました。
その争いのことを九王奪嫡(きゅうおうだっちゃく)と呼びます。
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」は、この九王奪嫡に巻き込まれていく女性の話になっていますよ。
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」の見どころ
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」は、前述したように現代からタイムスリップする話で、中国によくありがちなストーリー展開となっています。
ただ、「宮廷の茗薇~時をかける恋」は、ほかのタイムスリップものとちょっと違うところがあって、現代で一緒に働いていた人や親友などがタイムスリップした先の時代にも登場してきます。
もちろん、同一人物が一緒にタイムスリップしたわけではなく、ちゃんとその時代の人で何となく同じ関係性で登場しますよ。
意外な人まで一緒なので、現代のこの人がここにいた!と感じることができて楽しく見ることができます。
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」のキャスト
「宮廷の茗薇~時をかける恋」に出演する主要キャストの面々は、これから人気が出てくるであろう、若手の俳優となっています。
とはいえ、日本に入ってきているドラマは少ないにしても実力のある若手ばかりみたいですよ。
さっそく主要キャストを見ていきましょう。
リー・ランディー
北京市出身
出演作:映画「モフれる愛」「愛される花」
リー・ランディーさんは、10歳から芸能界入りして子役時代には演技賞をとるなど実力派。
「宮廷の茗薇~時をかける恋」の前に出演した日本にも入ってきている現代ドラマ「愛される花」では、主人公の高校時代を演じていて、茗薇とは違い、あまり笑顔がない内気な子を演じていますよ。
ワン・アンユー
浙江省寧波市出身
出演作:「Go!Go!王子様は片思い」
2018年にオーディション番組から芸能界入りをしたワン・アンユーさんは「宮廷の茗薇~時をかける恋」で主演に大抜擢されました。
ディン・チャオ
内モンゴル自治区フルンボイル市出身
出演作:「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」「将夜 戦乱の帝国」
内モンゴル出身のディン・チャオさんは、天津音楽学院を卒業し、すぐに「如懿伝」で乾隆帝の第一皇子という、クセのある役を演じ、話題となりました。
シン・ユンライ
江蘇省無錫市出身
出演作:「シンデレラが噓をついたらダメですか?」
アイドルグループのメンバーとして芸能界入りしたシン・ユンライさん。
これからたくさんのドラマや映画に出演予定で、楽しみな俳優さんです。
個人的には、2023年に公開予定のドラマで、チャオ・リーインさんと共演するドラマがあるらしいので、とても楽しみにしています。
スン・アンコー
吉林省通化市出身
出演作:「倚天屠龍記」
モデルや通販番組などを経て、俳優の道に入ってきた努力家のスン・アンコーさん。
女優デビューし始めの初期には、本名で活動をしていたようですよ。
そのほか注目のキャストたち
そのほかで注目したいキャストは、康熙帝を演じるリウ・ジュンさんは、「明蘭」のお父さんだったり、徳妃のチャン・トンさんは、「武則天」の殷徳妃、茗薇のお父さんは、清朝のドラマではよく出てくるお父さんで「宮廷の諍い女」や「月に咲く花の如く」「如懿伝」「瓔珞〈エイラク〉」などに出演しているシェン・バオピンさんという超ベテランたちです。
また、「ラブ・デザイナー」でホアン・ジンユーさんの妹役だった子が序盤にでてきました。
名前がわからない(ジン・クリスティン?)ので、そんな説明になっちゃいますが、現代にも300年前にも出てくる役でしたよ。
ドラマを見てて、この人どっかで見たことある!と、探すのも結構楽しいです。
ずっと気になって結局わからなくてモヤモヤして、ググッちゃうことも多々ありますが、誰だっけ?と思って、わかった時のすっきり感、誰かに伝えたくなっちゃいますよね。
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」のあらすじ
建築会社で見習い設計士として働く徐薔薇(じょ・しょうび:小薇)は、故宮が大好きな歴女で、清朝の時代に詳しく、300年前の時代に思いをはせていた。
ある日、会社の上司に故宮の資料室で本を借りてくるように言われ、閉館時間間際に故宮を訪れると、見知らぬおばあさんから灯籠を渡される。
不思議に思いながらも部屋に持ち帰った小薇。
この灯籠こそが、これから起こる不思議な体験の元凶となるのだった。
この灯籠を部屋に持ち帰ったことを機に、突然、辮髪の青年の幻が部屋に現れるようになり、その青年は、300年前を生きた康熙帝の第十三皇子胤祥という事がわかる。
胤祥は、夢を見るとこの場所に来ることができるようになっていたそうで、300年後の現代の時代にとても興味を持ち、本来の時代では寝てばっかりいる皇子になっていた。
お互いに好意を持ち、仲良くなる2人だったが、やはり300年という時間の障害は乗り越えることができないと感じた小薇は、一度は突き放してしまう。
しかし、やっぱり彼に会いたいと願う小薇は仕事もうまくいかず、やつれた姿にかわっていくのだった。
そんな時、故宮に季節外れの杏の花が咲いたことを知り、以前に杏の木の絵を描いてくれた第十三皇子がもしかしたら自分のために植えてくれたものなのかも?と感じ、うれしくなる。
その夜、久しぶりに再会できた2人は、幻としてではなく、お互いを感じることができ、思いを確かめ合うことができた。
それもつかの間、すぐに第十三皇子は薄れていき、また幻となって、消えて行ってしまったのだった。
どうしても、もう一度第十三皇子に会いたい小薇は、夜中に故宮を訪れたが、不思議とある場所へ誘導され、意識を失ってしまう。
目覚めた小薇は、300年前の康煕45年にタイムスリップしていた。
そこには、自分に瓜二つの娘が倒れていて、自分の代わりとなって生きてくれと言い残し、死んでしまう。
こうして、小薇は、300年前の時代で、茗薇として生きて行くことになったのだ。
その後、いろいろあって再会を果たす第十三皇子と小薇なのですが、再会を果たした夜に流星群を見たことにより、お互いの記憶がなくなってしまう。
2人は、現代で過ごした記憶を取り戻すことができるのか、はたまた、もう一度恋に落ちることになるのか、なぜ小薇は、タイムスリップしてしまったのか、現代に戻れるのか、続きが気になるところです。
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」を見るには
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」は、テレビで放送予定はあるのでしょうか。
また、動画配信サービスで配信を行っているでしょうか。
調べてみました。
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」の放送予定
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」は、以前にテレビでも放送していましたが、現在は放送予定はないようです。
でも、また再放送をどこかでする可能性は高いと思います。
放送予定がありましたら、またお知らせしたいと思います。
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」が無料で見れる動画配信サービス
また、動画配信サービスでは、様々なサイトで配信されています。
「宮廷の茗薇~時をかける恋」を見るのに、私がおすすめする動画配信サービスは、U-NEXTです。
なぜなら、U-NEXTなら、見放題作品になっているため、月額料金のみで「宮廷の茗薇~時をかける恋」を視聴することが可能です。
まだ、登録していない方なら、31日間無料お試し体験ができ、「宮廷の茗薇~時をかける恋」は、無料で見ることができますよ。
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」はDVDも販売中
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」は、すでにDVDも販売していますので、宮廷ドラマ好きな方は、購入して視聴するのもよいですね。
宅配レンタルでも取り扱いがありますよ。
中国ドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」【まとめ】
今回は、清朝のドラマ「宮廷の茗薇~時をかける恋」について紹介しました。
「宮廷の茗薇~時をかける恋」は、故宮好きな歴女がひょんなことから300年前にタイムスリップしてしまい、康熙帝の皇子たちと知り合って九王奪嫡に巻き込まれていく話です。
主役級は、若手のこれからが楽しみな俳優さんたちですが、脇を固める俳優は、ベテランの俳優ばかりでそのバランスもちょうどよく、落ち着いて視聴することができるドラマとなっていますね。
宮廷ものだけど、皇帝の妃嬪たちのドラマではないので、やっぱり「宮廷女官若曦」系という事になるかなぁ。
でも、内容はいろいろ違うので比べてみても楽しいですね。
まだ見ていない方は、是非ご視聴ください。
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